電子棚札の導入方法について

電子棚札を導入するには、いくつかの段階を踏んで行う必要があります。まずは導入プランをしっかりと計画することから始めましょう。 このページで導入する方法をくまなくチェックし、電子棚札をスムーズに運用できるようにしてください。

電子棚札の導入方法

①導入プランを計画する

まずは、電子棚札の導入プランを計画することからスタートしましょう。

自社の課題を明確にしたうえで、設置する電子棚札のサイズはどれくらいか、システムはクラウド・オンプレミスどちらがよいのか、全数設置か部分設置かなど、さまざまな条件を考慮して決めていきます。サイズやシステムなど、条件によって必要な予算や運用までの時間も変わりますので、自社の課題に合った、適したプランを検討してください。

②電子棚札の管理システムを導入する

ここで、電子棚札の管理システムを導入していきます。

クラウドを使用する場合は業者がデータを管理しており、システムがすぐに利用できるようになっているため、データ投入がすぐに行え作業を始められます。

一方、オンプレミスの場合は、企業が自社で用意したサーバーに業者がシステムを構築していきます。企業と業者が協力して、企業内にシステムを構築していくことになり、導入方法は業者によって変わりますので、確認してみてください

③電子棚札の管理システムと
自社システムを連携する

電子棚札の管理システムと自社システムをファイル連携し、電子棚札に商品や製品の情報が表示されるように設定します。

電子棚札のシステムだけでも表示させることは可能ですが、表示する内容が自社システムにある場合、手作業での作業が必要で圧倒的に時間がかかってしまう場合があります。そのため、自社システムである基幹システムやPOSシステムとファイル連携することで、大幅な業務効率化を図れます。自社システムと連携をするためにはどのような情報を電子棚札に表示したいかをしっかりと検討、設計する必要がありますので、それに応えられる導入ベンダーを選定することが重要です。

④電子棚札の設置を行う

元の値札を撤去した後、電子棚札の設置を行います。

小売店であれば商品棚、製造業や物流業であれば倉庫の在庫棚に電子棚札を設置します。合わせてアクセスポイントの設置も必要です。今後のステップで、データが入っていない棚札に商品データを紐づけていく流れになります。

電子棚札の導入業者と作業時間等について事前に打ち合わせを済ませておくことで、スムーズな設置につながります。

⑤商品や製品のデータを
電子棚札に反映させる

API連携が完了したら、商品・製品データを電子棚札に反映させましょう。商品の値段や製品の詳細などを表示できるようになります。なお、表示の際に時間がかかることや、表示が出来ないことがありますので、必要に応じて電波干渉チェックを行う場合があります。

⑥テンプレートがある場合は
簡単に設定できる

電子棚札と一緒にテンプレートを提供してくれる会社であれば、テンプレートを使って情報を設定することも可能です。想定よりもテンプレート数が多くなるので、場合によっては一緒になってテンプレートの作成から導入を行ってくれる企業を選ぶのが良いでしょう。

商品の数だけテンプレートをコピーして、商品データを関連付けます。すぐに電子棚札を使えるようになるので、労働環境も速やかに改善できるはずです。

⑦導入後も分析と改善を行う

電子棚札を導入して終わりというわけではありません。導入した後もしっかりと分析を行い、不備があった場合はすぐに改善に取り組みましょう。

電子棚札ときちんとデータが連携できているか。また、データを更新したらすぐに電子棚札に反映されているか、電池が切れないかなどもチェックしてください。業務効率化を実現できているかを確認し、現場がよりよくなるよう、日々分析を行うことが大切です。

後悔しない電子棚札の導入には
プランを考えることから

現場に電子棚札を導入するにあたり、まずは導入プランをしっかり考えることが重要ポイントです。自社の課題を明確にしたうえで、サイズや予算なども考慮しながら選んでいくと、相性のよい電子棚札を見つけられるでしょう。

このサイトでは、現場の課題を解決に導く電子棚札を提供している会社をまとめました。各社の電子棚札の特徴や機能、導入に際してのサポート内容をしっかりチェックしたうえで、自社に合ったものを選んでください。ただし、サポート内容については、物販専業の店舗では対応できない場合があるので注意しましょう。

電子棚札の基礎知識を確認する

電子棚札を導入する前に、電子棚札の基礎知識を知っておくことは非常に大切です。種類や導入にかかる費用、耐用年数なども知っておくことで、導入を具体的に考えられるようになるはず。メリットがある反面、もちろんデメリットもありますので、それらも十分に理解したうえで導入を検討してみてください。

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