こちらの記事では、電子棚札の書き換えについて解説。書き換えの流れや更新に要する時間などの情報をまとめました。
電子棚札はIoTデバイスのひとつであり、ネットワークを通じて情報のやり取りを行っています。利用する拠点に設置されたアクセスポイントを経由し、インターネット上のクラウドシステムに接続されているという仕組みです。全国的に店舗を構えているお店でも、本部で一括して電子棚札の情報を管理可能です。
電子棚札の表示を更新・書き換えたい場合には、クラウドシステムの管理画面から更新ができるため、商品名や価格などを本部のシステムから変更可能。例えば急遽セールを行うことになった、時間までに現在ある在庫を販売したいなどの理由によりすぐに価格の変更が必要な場合にも、手間をかけずに対応できます。
電子棚札の表示を更新する場合の基本的な流れは以下の通りとなっています。
PCなどで管理画面を開き、商品名や価格など商品情報を登録します。ここで登録された情報は、システム経由でそれぞれの棚札に送信されるため、リアルタイムに表示内容の変更が可能となります。また、スケジュール設定を行うこともでき、設定した時間に合わせた表示内容の変更も行えます。
従来の方法のように、スタッフがそれぞれの棚を巡回し、値札を差し替える作業を行う必要がなくなりますので、業務効率の大幅アップが期待できます。
管理画面で価格情報など商品情報を登録すると、インターネットを経由して情報が送信されます。サーバーは、全国的に展開しているお店の場合、それぞれの拠点に向けて必要なデータを配信する役割を持っています。
そして、電子棚札を使用している各拠点には「親機」が設置されています。本部から送信された更新情報は、各店舗に設置されている親機に転送され、情報の更新が行われます。
各店舗内に設置されている親機を通じ、それぞれの棚札に情報が送信されます。対象となる棚札がどこに設置されていたとしても、更新情報を送信することによって内容が自動的に更新され、即座に切り替えることが可能となります。
更新までにかかる時間は、電子棚札を設置している環境に左右されるものの、一般的には数秒から数十秒と非常に早いスピードで完了します。
電子棚札の更新・書き換えは非常に早いスピードで行うことができ、1つあたり0.1秒で更新できる製品もあります。ただし更新にかかる時間は製品により異なりますし、設置している棚札の枚数によって更新時間が変わってくる可能性もあります。実際にどれくらいの時間がかかるのかを知りたい場合には、メーカーに問い合わせを行ってください。



※階数の多い大手家電量販店ビックカメラで、全店約50店舗(※)の電子棚札を稼働させた実績あり。参照元:CREiST公式HP(https://www.creist.co.jp/casestudy/biccamera/)2024年11月15日調査時点